99/4/29



必要なもの


購入価格

工具、送料、税金以外の純粋なナビの価格は以下の通り。
SONY NVX-FW1 118,000
室内用 TV アンテナ(ADDZEST ZCA-303) x 2 12,540
合計 130,540

交換手順

当たり前のことですが、まずはバッテリーのマイナス端子を外しておいてください。
日記のところにも書いてありますが、ある事情があって、途中からの作業手順の写真があまりありません。あしからず。
では、実際の作業の前に予習しておきます。ナビ取り付けのために、車内に置く必要があるのは、以下の 3 つ。
  1. モニター
  2. TVチューナーユニット
  3. ナビ本体
モニターは当然ダッシュボード上に置くので、残りの二つを車内のどこかに置く必要がある。トランクは狭いのがさらに狭くなってしまうので不可、助手席下に設置しようと思っていたところ、助手席下には車検証入れが座席にぶら下がる形で取り付けられているので、これを運転席側に移動する。本体は厚があるため(1DIN)、助手席下には設置できず、TVチューナーユニットを助手席下、本体は助手席側後部座席の足元に少し飛び出る形で設置することに決めた。

次に、車内の配線引き回しについて復習。ナビ <-> 車体間で配線が必要なのは 5 つ。それぞれ、配線の種類と配線を取る場所は以下の通り。
配線 配線場所
車速センサー メーターパネル裏
電源ケーブル オーディオ裏
バックセンサー リアコンビネーションランプ
パーキングブレーキセンサー パーキングブレーキ
ATTケーブル オーディオ裏
それぞれの配線場所を確認後、実際の作業に入ります。
車検証入れ車検証入れは、助手席下のパイプに引っかける形で設置してある。。ただ引っかけてあるだけではなく、結束バンドで3個所固定してあるので、これをカッターで切断し、取り外す。取り外したものはそのまま運転席に持っていき、同じように取り付け、結束バンドで固定しておく。
これで助手席下にスペースができたので、TV チューナーユニットとナビ本体を仮置きしておきます。
ステアリング周り次に一番めんどくさそうな、メーター裏の各種配線を行う。メーターを外すにはステアリングも外してしまった方がいいでしょう。
ステアリングカバーを下から止めてある 3 本のトルクスネジ(T-10)を外します。ネジが外れたら、上下2つのステアリングカバーを外しますが、下側のカバーは手前側に引っ張ると外れやすいです。
ステアリング外れた私の場合、ステアリングを交換してしまっているので手順が多少違いますが、純正ステアリングの外し方はモディファイの「ステアリング交換」のページを見てください。
ステアリングを外し、ボスを固定してある T-50 をゆるめてもボスが外れないので、一旦ステアリングを戻して固定し、ステアリングをガクガクゆすってみます。ボスをが外れそうになったら再度ステアリングを外し、ボスを外します。
メーター枠外しステアリング、ボスを外した後、メーターの枠を外します。メーターが外れた時にプラスティックレンズが傷付かないよう、ステアリングを外したところに布等を引いておきましょう。傷付いてしまった場合は、やなせさんのエアバッグ警告灯除去のページに修理方法があるのでそちらを見てください。
メーターの枠は、T-20 が 4 本、メーターの上下それぞれ 2 本ずつで止められています。これを外します。
枠が外れると、メーター本体を止めてあるネジが 3 本(上 1、下 2)が見えるので、これらを外します。
メーター外れたメーター本体を固定してあるネジが外れたので、本体を引っ張り出します。引っ張り出しながら、メーターに接続してあるカプラー 4 つを全て外してしまいます。これらのカプラーは全て形状が異なっているので、何も考えずに外してしまっても、後で接続には困りません。
メーターのカプラー車速センサーを接続するのは、 4 つのカプラーのうち、10P のもの。SONY のフィッテイング情報では10Pのうち、 #3 の白い 465 番の配線に接続するとある。しかし #3 の配線は薄緑色、番号も違う、反対側の #8 のケーブルも色が違う。どれに接続していいのかわからないのでディーラーに電話した。調べて折り返し電話をくれるというので、しばらく待ちながら別の作業をしていた。
結局、車速信号は #8 の薄緑色(465番)であると連絡があった。
車速信号線接続メーター裏とオーディオ裏とはつながっているので、ここで、メーター裏、オーディオ裏に接続する各種配線をナビ本体からメーター裏に引き回しておく。
メーター裏に引いてくるのは、車速信号線、電源ケーブル、ATT 線、モニター接続ケーブル。ナビ本体の電源ケーブルはシガーライター電源しか附属していないので、この配線のシガーライターコンセント?部分を切り落としてしまう。
助手席下から、足元、灰皿の下を通し、ABC ペダルの上からメーター裏へそれぞれの配線を這わる。
ここで、ナビ付属の圧着式コネクタを使用し、車側信号線に噛ませて接続する。
オーディオ取り外し次に、電源ケーブルとATTケーブルをオーディオ裏の配線に接続するため、オーディオを取り外す。オーディオの取り外しは特に説明の必要はないほど簡単だが、デッキ前面の周りのプラスティック枠を横に押して外し、デッキを引き出す。それだけ。写真はデッキを引き出した状態で、オーディオに接続されているのは、カプラー 1 つ、アンテナケーブル(黒)の 2 つだけ。
オーディオ裏のそれぞれのケーブルの種類については SONY のフィッテイング情報にあるので、ACC 電源、アース、ATT 線の位置を確認しておく。
ACC電源は、オーディオ側の配線コネクタからギボシ端子(メス)が分岐されていたので、ぶった切った電源ケーブルのプラス側に、加工した配線取り出しケーブルを接続しておく。
配線引き回し次に、メーター裏に引っ張ってある電源ケーブル、ATT 線、を接続するため、メーター裏からオーディオ裏へ配線を這わせ、それぞれを接続する。
電源接続電源ケーブルのプラス側はオーディオ側カプラーから分岐している ACC 電源へギボシ端子で接続、マイナス側は、オーディオ裏のアースへ圧着式コネクタで接続。ATT線は...接続する線が無い(この写真で下列右から 4 番目)ので、今回は諦め、カプラーに接続する平型端子を買ってきてから接続することにする。
以上でオーディオ裏配線の接続が終わったので、デッキを元の位置に押し込む。
モニター配線次にモニターを接続するため、モニター取り付けスタンドをダッシュボード上に貼り付ける。配線はなるべく目に見えなくしたいので、ダッシュボードとオーディオ周りの枠との間から引き出す。結構きつめなので断線が心配で、気休めに配線の横にゴムのクッションを挟んでおく。この後、モニターを取り付ける。
配線まとめる車体前部側の配線がすべて終わったので、車内に引き回してあるケーブルを配線チューブを使ってまとめておく。助手席側に這わせてある配線チューブは、フロアトンネル上のカバー下に挟み込んで隠してしまう。

ここからあまり写真がなくて申し訳ないですが、取り外したメーターパネル、ステアリング等、それぞれを取り外した逆の順序で元に戻して行きます。これで車体全部側の作業はすべて終了です。
GPSアンテナ設置次に GPS アンテナの接続です。アンテナは車内、車外どちらに設置しても構わないのですが、外にアンテナがあるのは見た目も防犯上もあまり好ましくないので、助手席側ダッシュボード上に設置することにする。配線はドアの付け根辺りを這わせた後、フロアカーペット下を這わせる。フロアカーペットは、ウェザーストリップを引っ張って外せば簡単に剥がれます。

パーキングブレーキセンサーこれであらかた配線は終わったので、念のため動作確認します。動作確認のためには、パーキングブレーキセンサーを接続する必要があるので、ここでは助手席側のシート取り付けボルトにマイナスアースしておく。
写真で緑色のがパーキングブレーキセンサーです。ご存知とは思いますが、パーキングブレーキセンサーとはナビやテレビの操作を運転中にできなくするもので、車が停止し、パーキングブレーキが引かれたことを検知して始めて操作ができるようにするものです。
ここでは動作確認のために仮にマイナスアースに接続していますが、後で必ずパーキングブレーキの配線に接続するようにしてください。ぷっ。
ちなみに、パーキングブレーキセンサーは、パーキングブレーキスイッチ入力コードの桃色の線に接続すると、SONY のフィッティング情報には書いてあります。
バッテリーのマイナス端子を接続後、キーを ACC の位置にし、ナビ、モニタの電源が入るのを確認、GPS 衛星を捕捉しているのを確認、さらに、エンジンをかけて車を少し動かし、車速信号を正常に捕らえているのを確認します。確認方法はナビの説明書を参照してください。システム情報の接続情報?にあったと思います。動作確認が済んだら、エンジンを切り、またバッテリーのマイナス端子を忘れずに外しておいてください。
バックセンサー接続次にバックセンサーを接続します。SONY のフィッティング情報では、運転席側のコンビネーションランプのカプラーに接続されている、桃色(2203 番)の線から取ることになっていますが、ナビ本体が助手席側にある都合上、助手席側コンビネーションランプの配線から取ることにする。運転席側は SONY の情報通りだが、助手席側を開けてみると桃色の線は 2201番。しかしながら配線のカプラー上の位置からもきっとこれだろうと、桃色(2201番)に圧着式コネクターでバックセンサーを接続する。
車内アンテナナビ側の配線はこれで全て終了したので、あとは TV アンテナの接続。TV 附属のアンテナは車外取り付けタイプの 2 系統入力のアンテナが 2 本。106 のようなハッチバック車の場合、セダンやクーペと違い、配線の取り回しの都合上リアガラスではなく、車体の天井に張りつける必要がある。天井にアンテナが何本も立つのはどうしても嫌なので、車内のガラス貼り付け用のアンテナを購入し、取り付けることにした。
写真はリアハッチを開けて車両後部から写したもの。
アンテナ配線アンテナの配線を引き回し、バックセンサー入力コードのところで、配線チューブを使用して配線をまとめる。その後、トランク床のカバー下を這わせ、リアシートのトランクスルーから配線を車室側に引き込む。
リアシート下配線車室側に引き込んだ配線をナビ側に接続し、余ったケーブルをリアシート下に束ねる。
ナビ本体ナビ本体側の各種配線を確認し、余った配線をまとめる。これらの配線はどうにかしたいんですが、しばらくはこのままの状態です。ま、通常は見えないので構わないですが。
あと一つ、テレビの FM トランスミッター用のアンテナを接続してどこかに設置しなければならないのですが、車両側のラジオ用アンテナの近くに貼り付けると言われても貼り付ける場所もないので、接続だけして助手席下に放っぽってあります。これでも一応テレビの音声は FM から聞こえてくるのでまぁよしとしときます。
バッテリーのマイナス端子を戻して全ての取り付け作業は終了です。バックセンサーがきちんと動作しているか確認しましょう。
あ、パーキングブレーキセンサーはくれぐれもきちんと配線してください。

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